『芸術教養シリーズ24 伝統を読みなおす3 風月、庭園、香りとはなにか』 

風月・庭園・香りという3つの視点から伝統的空間を学べる本。(野村 朋弘 編)

それぞれの執筆者がわかりやすい文章で伝統から現代まで独自の感性で考察を広げ、読み物としても興味深い。

京都造形芸術大学通信学部芸術教養学科のテキストにも使用されています。A5判、172頁。

<目次>
第1章: 中国古代漢詩にみる「風月」の空間美意識
第2章: 韓国古代漢詩にみる「風月」の空間美意識
第3章: 日本古代漢詩にみる「風月」の空間美意識
第4章: 東アジア重陽の節句にみる空間美意識
第5章: 中国曲水宴にみる庭園文化の形成
 (第1〜5章は 風月について 余 淳宗 執筆)

第6章: 日本庭園の伝統的空間認識
第7章: 庭園の立地環境を読み解く
第8章: 庭園意匠の抽象化
第9章: 近代日本庭園のめざした自然
第10章: 現代の「市中の山居」をつくり出す
 (第6〜10章は 庭園について 尼崎 博正 執筆)

第11章: 香りの「いろは」
第12章: 日本の香りが来た道
第13章: 香り文化の広がり
第14章: 『源氏物語』の風情を彩る庭園の香り
第15章: 桂離宮の「香り風景」、そして現代へ
 (第11〜15章は 香りについて *小泉 祐貴子 執筆)
  *(株)セントスケープ・デザインスタジオ代表取締役

  • 2,420円(税220円)